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京都大学の風景10点。
現在京大生協でこれらの絵はがき販売中。

2003年4月20日更新

時計台(京都大学本部本館)

時計台

大正14年(1925年)建築
設計 武田五一
施工 直営・清水組・山虎組
RC造3階建て
大正元年に旧本館が消失しその後に建てられた。
時計台の本部として京大を象徴する建物。
現在「時計台記念館」に改装工事中(2003年12月完成予定)。
正面のクスノキは1934年の室戸台風で折れた初代の後に植えられた二代目である。 夏に描いたせいか植物が異様に生い茂っている。 個人的なことをついでに言えば、時刻を丸で囲んだ時計の文字板デザインが気に入らない。 はなまるみたいでかっこわるくないか? http://homepage2.nifty.com/hirao-machi /retrotatemono/kyoutofu/kyoutofu%2010.htm


文学部資料室(尊攘堂)

尊攘堂 明治36年建築。
もともと長州藩出身の政治家 品川弥二郎が、 維新の志士の 霊を祀り遺品を展示するため の施設として市内に建てられていた。 品川氏の死後、関係資料、建設資金とともに京大に寄附さた。
煉瓦造スタッコ塗りで、鉄造の玄関ポーチを有し、 開口部など平明な意匠で仕上げられており、 小堂ながら構内では異色の建築になっている。 本部キャンパスから西武講堂方面に出るときいつも目につく建物だ。 作品的にも平面性が強調されていて気に入っている。

京大生協ルネ

京大生協ルネ この建物に関しては詳細情報が見当たらない。 おそらく総合体育館とともに1972年に建てられたのであろう。 ルネになったのは90年代に入ってからである。

法経本館(東館)

法経本館(東館) 昭和8年(1933年)建築
鉄筋コンクリート造り
最初西側が建てられ1935年にかけて順次増築された。 入口付近のデザインが独特である。 もとの作品は横長の作品だったが、その一部を縦長にトリミングしてある。

土木学科本館

土木学科本館 大正6年(1917年)建築
レンガ造り2階建て
設計 山本治兵衛・永瀬狂三
施工 直営
大正期の京大の赤レンガ建築の代表。花崗岩の装飾と大き な窓が明るい印象を与えている。 所属していた研究室がこの2階にあったので、ひときわ親しみのある建物だ。

建築学科本館

建築学科本館 大正11年建築
RC造り2階建て
設計 武田五一
京大最初の鉄筋コンクリート造り瓦屋根でないの建物。 小豆色したタイル、正面の湾曲した壁面、頂上部の帯状の 装飾など当時の斬新なデザイン。 時計台との共通点を感じさせる。

東洋文献センター

東洋文献センター 昭和5年建築。
設計:武田五一 東畑謙三
鉄筋コンクリート造、外壁スタッコ仕上、塔付2階建ての西棟と 平屋建の他棟が中庭を囲みロ字型平面を構成する。 スパニッシュ・ミッション様式を基調に外観・内装ともに 高密度のデザインが施されている。 外務省東方文化学院京都研究所として建設された。

総合体育館

総合体育館 1972年建築。
増田友也による設計。
http://www.archi.kyoto-u.ac.jp/maeda-lab/A_maeda/B_theses/ masudakennchiku.html というサイトでの紹介によると
上下に重ねられた主・副体育室と,包囲する低層 諸要素(南側の部室群,西側のロッカー室群,北側の通路, 東側の階段群) との関わり合いのうちに平静な古典的統合が具体化されているらしい。 階段は3つに分割され,石庭が組み込まれている。 庭を内包し伸び拡がる正面階段群は, 主体育室の基壇を構成し,内部と外部とを繋ぐ。 「空間とは,両手を拡げたときの脇のあたりの拡がりである」と増田は説いた。


総合博物館

総合博物館 2001年にオープン。 日本最大規模の大学博物館。 京大が開学以来100年以上にわたって収集してきた 貴重な学術標本資料250万点を収蔵。
月曜火曜、年末年始は休館。
一般400円、学生300円

詳細は http://www.museum.kyoto-u.ac.jp/indexj.html


楽友会舘

楽友会舘 大正14年建築。
京都大学創設25周年記念の同窓会館。
分離派建築界の森田慶一氏が設計にあたり、 スパニッシュ・ミッションを基調としながら、 Y字型の柱に支えられた丸みをもつポーチ屋根が破調を与えている。 森谷延雄氏による家具とともに内部空調も大正建築の特徴をよく伝えている。

許可なく印刷、複製することを禁ずる。
これらの作品を印刷、販売する権利は京都大学生協にあります。