2005年 01月 07日 (金)
森美術館「アーキラボ展」
六本木ヒルズの森美術館でやっていたアーキラボ展の感想です。なんとなくケンチクっぽい感じを味わえる展覧会でした。 建築には関係ないですが、いろいろな素材を使って作品を作ってみたくなりました。
会場は 4 セクションに分かれていておよそ時代順という並びです。 セクション 1 は 1960 年代までの実験的な建築で、有機的なセル状のものが目立ちます。 バックミンスター・フラーとかが作ってそうな系統のものです。(フラーの作品はありませんでした。)テンセグリティーとかもありました。 その流れでシャルル・ド・ゴール空港まで紹介されていました。
その他、分解可能とか組み替え可能なブロックみたいなカプセル建築の案などがありました。 でも、普通家具は四角いのだから角の丸い部屋というのは使いにくいだろうと考えてしまいます。
セクション 1 の終わりに大阪万博の VTR が流されていて、愛知万博の盛り上がりのなさを思い起こさせられました。 大阪万博の大掛かりな建築は、太陽の塔しか知らない僕にとってなんとなく想像力をかきたてるものです。 すでに存在しないものの方が、見えるものより存在感があります。
- テンセグリティー構造のドーム
- http://www.geocities.jp/yama_angela/tensegrity.html
- 芸術工学基礎論 - 6. 『張力構造』
- http://www.kobe-du.ac.jp/gsdr/gsdr/kiso04/06.html
- シャルル・ド・ゴール空港公式サイト
- http://194.2.229.212/uk/
- シャルル・ド・ゴール空港の建築 - uemoto
- http://user.parknet.co.jp/uemoto/CDG%20Airport.htm
セクション 2 は会場に斜面が取り込まれて、直線的な展示です。ベニヤのハリボテな感じの斜面ですが、「斜めの都市」論らしいです。斜面を活用した家は面白いと思いますが、都市となるとどうなんでしょう。
全体がピロティ構造の「空中都市」(最低限の面積でしか地面に手を加えない)とか、グリット状の都市や「メガストラクチュア」など、都市モデルや環境システムを含めた意味での建築がありました。 拡張性とか、環境がテーマなんでしょう。
セクション 3 はもはや建築ではないようなものが出てきます。 「脱構築主義建築」というなんだか根本的に矛盾しているような建築ですから。 コンセプトのみのもの(しかもキッチュ)とか、家具を建築の一部として取り込んだり、しまいには「自動記述」で構造を決める人まで現れます。
このセクションの最後のところにユダヤ博物館を設計したダニエル・リベスキンドの作品が出てきます。 表面全体に文字がコラージュされた模型ですが、スケールとか機能はぜんぜんわかりません。 文字のコラージュは材料的に面白いです。 さっき、リベスキンドの Webサイトをみて雰囲気が似てると思いました。 トップページの Javascript とスタイルシートによるギミックは必見です。
- ダニエル・リベスキンド公式サイト
- http://www.kojinkaratani.com/criticalspace/old/special/igarashi/011023.html
- ユダヤ博物館公式サイト ( IEでないと見れません。)
- http://www.jmberlin.de/
- 「ユダヤ博物館と世界貿易センター」 - Web時評
- http://www.kojinkaratani.com/criticalspace/old/special/igarashi/011023.html
- ユダヤ博物館の写真のある旅行記
- http://www.komusho.com/heaven/euro2001/09-2/09-2.html
セクション 4 はデジタルな感じです。 でも、僕は最初のほうにあったフランス国立図書館の VTR が一番気になりました。 「地面に四角い大きな穴を開けて側面を閲覧室に、真ん中に森を移植、本は四方に4本のガラスのビルの書庫へ入れる。」 という単純明快なコンセプトを紙にマジックで描いたり地図を切り貼りする映像と共に紹介する VTR です。 木の移植とかの実録はプロジェクト X 的でもあります。 とにかく、このカメラワークとナレーションが映画「アメリ」とよく似ているのです。 アメリの監督のジャン=ピエール・ジェネは CM やビデオクリップも作っているといいますから、この VTR も彼の作品かもしれないと思ったわけです。 確かめるすべはありません。
- フランス国立図書館のシステム
- http://homepage.mac.com/kch_kato/varietes/ecriture/system_bnf.html
- フランス国立図書館の建築 - uemoto
- http://user.parknet.co.jp/uemoto/French%20National%20Library.htm
アーキラボ展行かれたんですか、羨ましいです
早速のコメントありがとうございます。
まったく建築的視点では見てないですが、面白かったですよ。
そうですね、感想を読んでいて面白さが伝わってきました。関西には来ないのでしょうかね…
ところでうちのサーバーもCGI設置できるんでこのBlogを導入しようかと考えています。
このブログはCGIをいじれる人向けなのでいいと思いますよ。デザインだけでなく仕組みレベルまでカスタマイズ可能です。
でも、CMSとして完成されてはいないのでFTPベースでの管理になってしまいますし、動的生成なのでちょっと重いです。
ほかのブログウエアと違うところはやはりいろいろ改造できるところでしょう。
サイトーさん
TBとコメントありがとうございました。
自分で作品を作られるのですね。
私は手先が不器用なので、そういう人がうらやましく思えます。
また、遊びにいらしてください。
それはそうと、
TBしたら化けてしまいました。
文字コードの問題だと思います。
お手数ですが削除をお願いします。
>lysander さんコメントありがとうございます。
文字化けですねー。...
はじめまして。コメント&TBありがとうございます。
なかなかのボリュームでおもしろかったですね。
森美術館にはやはり建築・都市系のテーマでもっと色々やってもらいたいです。
>kosoさん。コメントありがとうございます。
森美術館と建築・都市は相性がいいですね。世界一高い階にある美術館としていろいろ期待したいです。
ルイ・ヴィトン+アーキラボ
Universal Symbol of the Brand ルイ・ヴィトン 時空を超える意匠の旅展 期間:開催中?3月21日(月) 場所:森アーツセンターギャラリー アーキラボ:建築・都市・アートの新たな実験展 1950-2005 期間:開催中?3月13日(日) 場所:森美術館(六本木ヒルズ森タワー53...
アーキラボ:建築・都市・アートの新たな実験展 1950-2005
3/13まで森美術館でやっていた「アーキラボ:建築・都市・アートの新たな実験展 1950-2005」に行きました。
実は森美術館は初めて。一昨年後半にオープンしてから1年半近くになるけど、どうしても行きたいと思うものがなくて、まだ足を踏み入れてませんでした。...
ユダヤ博物館 多孔質6×空虚
建築をめざしてから0819.Berlin-1より
建物名称:ユダヤ博物館
設計:ダニエル・リベスキンド
上記の写真はリンク先を紹介するために、リンク先から直接リンクで使用させていただいています。問題がありましたらご連絡ください。即使用中止し...
