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風景画家サイトウケイの絵の見方、描き方、アイデアの源。

2005年 06月 25日 (土)

シュテファン・バルケンホール

国立国際美術館でやっているシュテファン・バルケンホールというドイツのアーティストの作品を見てきました。 やたら混んでいたのはゴッホ展のせいです。


彫刻は荒削りですが、かといって力強さを感じさせる風でもなく、なんとなく気の抜けた雰囲気。 白いワイシャツと黒いスラックスをはいて突っ立っている男性の彫刻が繰り返し登場します。

真顔で冗談を言われているような面白さがあります。

レリーフはパッと見、普通の大きな絵ですが、近づくと板に彫られたレリーフに色が塗ってあることが分かります。 レリーフというと、建築物や宗教的なものとか何かの記念などで用いられるものなので、ごく普通の風景画レリーフになっているのは妙な感じです。

空や背景など、図のない地の部分は彫られておらず平らのままです。 図の方が引っ込んでいて、地の方が出っ張っているというのもちょっと不思議。

少し離れて見える映像としての立体感や遠近感と、近づいたときの表面の立体感、凹凸がそれぞれ独立に画面に存在しているようで面白いです。

線を引くように彫って、色を塗ってある作品等を見ていると、勢いよく彫刻刀を振るっている感じが伝わってきます。 まさに、彫刻刀でドローイングしているという作風です。

彫刻の方をみていてふと気が付いたのですが、台座と彫刻本体?がつながっています。(だから、台座も彫刻の一部ですね。) 丸太の上にちょこんと乗っかっているような彫刻も、丸太から切り出して彫刻してあるということになります。

これに気が付くと、台座部分が大きければ大きいほど削り取られた部分のボリュームを想像してしまいます。 なんというか、「岩だと思っていたものが実は亀だった。」というくらいのサプライズはありますね。

削り方は相当荒いですが、その荒さも作品ごとに均等で荒いなりにきちんと仕上がっているようにも思えます。

この展覧会はなんとなく面白くておすすめです。

ゴッホ展も一応見てきました。これは又今度書きます。

国立国際美術館
公式サイト。シュテファン・バルケンホール展の開催は2005年4月29日(金・祝)~7月18日(月・祝)までです。

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