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風景画家サイトウケイの絵の見方、描き方、アイデアの源。

2005年 02月 26日 (土)

京都国立近代美術館

静物 - パレット、燭台、ミノタウロスの頭部

僕は京都国立近代美術館の「友の会」の会員なので常設展を自由に見ることができます。 もっともよく行く美術館なので最初にレポートしてみました。



所蔵品

目玉となる所蔵品はピカソの「静物 - パレット、燭台、ミノタウロスの頭部」とマチスの「鏡の前の青いドレス」、モンドリアンの「コンポジション」、藤田嗣治の「横たわる裸婦」あたりでしょうか。 これらの作品は貸し出されていない限り常設展示の入り口付近に展示されています。

長谷川潔

アーカイブとしてはメゾチント(マニエール・ノワール)で有名な長谷川潔の作品が、かなりの数まとまってあります。 鳥や花などの小物をモチーフにした長谷川潔の版画は、その静謐な雰囲気が僕の好みです。 参考:徳島県立近代美術館-学芸員解説

ちなみにメゾチントは、高校の美術の授業でやったことがあります。 縦横斜めの細かい溝が刻みつけられた銅版を使い、白くしたい部分の溝をつぶして彫る版画です。 修正ができないのでうまく彫るのは簡単ではありませんが、白と黒の滑らかなグラデーションを作れます。 溝がつぶれやすいのであまりたくさんの枚数をすることはできないようです。参考:現代美術用語集-メゾチント

日本画や陶芸はあまりよく知らないのですが、河合寛次郎の陶芸は有名なようです。

建築

京都国立近代美術館 槇文彦設計のモダンな建物です。 「平安神宮の大鳥居に比肩する高さと、石やガラス、金属で構成されるファザードが、向かいのレンガ造り瓦屋根の京都市美術館と好対照を成しています。」などとよく言われます。 正面に対して奥行きがかなりある建物です。

1階はミュージアムショップとカフェと講義室があり、チケットがなくても自由に出入りできます。 展示室は3階にあるので、初めての人は大抵1階のカウンターでチケットを見せ、受付の人に「正面の階段から3階へどうぞ」と言われます。

その3階までの階段は、まさに入り口の正面にあり、4階までの吹き抜けの下なので、建築的空間を感じます。 建物としてとても面白いです。

細かい点で興味深いのは、入り口の自動ドアにセンサーが見当たらないことです。 普通自動ドアには赤外線センサーなどが目立つ場所(扉の中央上あたり)についているものですが、うまく隠してあるようです。

なんとなくいい空間なので、展示を見ずにカフェでコーヒーを飲んだりするのもありかもしれません。 僕はそういうことはあまりしませんが。(-_-#)

リンク

京都国立近代美術館オフィシャルサイト
公式サイトですが、残念ながらあまりかっこよくありません。所蔵品検索ができるようになりましたが、画像がないのでいまいちです。
株式会社 槇 総合計画事務所
美術館を設計した槇文彦の事務所のサイトです。
ARCHITECTURAL MAP
京都国立近代美術館の建築について述べられています。
arfo 建築写真
建物の写真が多数載せられています。

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