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風景画家サイトウケイの絵の見方、描き方、アイデアの源。

2005年 03月 19日 (土)

すてきな三にんぐみ

すてきな三にんぐみ
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さて、僕の好きな絵本を少しずつ紹介していこうと思い立ちました。 最初はトミー・アンゲラーの「すてきな三にんぐみ」。

ベタ塗りの黒がじつに効果的。 青や赤や黄色も単純ながら印象に残る。

小さい頃は三にんぐみのシルエットだけが記憶にあったが、大人になって改めて見るとデザイン的にもとても素敵だ。ストーリーもGood



以前、本屋で「すてきな三にんぐみ<愛蔵ミニ版>」というハガキ大のエディションを見つけたのでつい買ってしまった。 それを見ながらこれを書いている。

ミニ版は値段もお手ごろだし、なにより僕は縮小してあるものが大好きなのだ。 オリジナルを知っているからではあるが、このミニエディションも「ちっさくてかわいい」と思ってしまう。

今見て思うのは、子供の頃読んだり読んでもらったりしていたときとは感じ方がぜんぜん違うということ。

今は各ページのデザイン性とか、ストーリーの進行と色彩の使い方の流れなどにも感心することができるし、人物のデフォルメのうまさとポーズの表情の豊かさには、本当に見入ってしまう。 でも子供の頃は、「ラッパ銃」とか「コショウふきつけ」や「まっかな おおまさかり」が欲しくてたまらなかった。正直、ストーリーなんてどうでもよかったと思う。

絵本は全部実家に置いてきているので、これは手元にある数少ない絵本のひとつだ。 ・・・いま見回したところ、うちにあるの絵本はたったの3冊だった。 残りの二つはシルヴァスタインの「おおきな木」とエドワード・ゴーリーの「うろんな客」。

なんだか支離滅裂なようで、作者三人は似ているような気もする。 みんな変わり者だし、絵本意外でも活躍している。 どの作品もおすすめ。

トミー・ウンゲラー

絵本を150冊以上作っている一方で、英国で一度発禁処分にされるようなエロい画集も出版しているし、ベトナム反戦ポスターの強烈な印象のグラフィックデザインでも知られている。

彼の作品には、嫌われ者や悪い人がよく出てくる。 「完璧でなくてもいい、嫌われ者や悪人でも最後にはうまくやっていけるようになる」というメッセージらしい。

そのタブーを恐れない製作態度は米国でもっとも悪い絵本と判断された「キスなんてだいきらい」という絵本で発揮されているようだ。

残念ながら小生「キスなんてだいきらい」は読んだことがありません。 Amazonのウィッシュリストに加えておきます。

参考

人間の狂態をみつめる目 トミー・ウンゲラー
トミー・ウンゲラー論です。一場面に含められた風刺や意外性がウンゲラーの最大の特徴だという点は納得です。

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