物語性のありすぎる場面

友人と車で移動していたところ、ちょっとシュールな場面を目撃した。

白川通りには叡山電鉄唯一の跨線橋(道路が線路を跨いでいる高架の部分)があり、そこは一応、歩行者進入禁止となっている。その高架の頂上付近の左車線に一台の軽ワゴンが停車していた。
「なんでこんなところで止まってるんやろ。故障か?」と思って注目していたところ、中からちょっと年のいった男性が出てきて車の左側に廻ろうとしている。
その行く先の路上を見ると、6缶パックのビールのようなものが路肩においてある…。

二人ともそこまで確認して通り過ぎてから「え?」と思った。
「今のおっさん、明らかにビール取りに降りたよな。」
「間違いない。500mlの6缶パックのスーパードライだった!」
「なぜ?!」

なぜ高架の頂上にビールが置いてあるのか。なぜおっさんはそれを知っているのか。なかなか想像力を刺激するシチュエーションではないだろうか。はっきり言って物語性ありすぎな場面だ。
おかげでその後10分ほどは、彼が高架の頂上でビールを拾うにいたった経緯を推測(妄想)することに話題が占拠されてしまった。

で、僕がいたった結論(妄想)はこうである。

彼の娘(20代後半、独身、会社員)が車で会社に行く途中で、後部座席にビールがおいてあるのに気付いて父親に電話する。
娘「おとーさん?車にビール置いてあるけど、これ昨日おとーさんが買うたやつちゃうの?」
父「あー、しまった。そうや。それ今日の昼にみんなで飲むつもりやったんやー。」
娘「どーすんの?もう時間ないし、戻れへんでー。」
父「困ったなー。」
娘「あ、そうや。高架の上やったら人通らへんし、置いといてもええんちゃう?」
父「そら、あかんやろー。」
娘「大丈夫やて。いま高架の上やし、置いとくで。」
父「・・・。」
というわけ。

ちょっと妄想しすぎた。

想像力を刺激する物語性のある絵を描きたくなった。

  1. その場面はオモシロすぎますね。

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