題名に関するメモ
鑑賞者を戸惑わせるのもサービスの一つではあるが、あまり的確でない題名をつけるのは好みでない。率直で単純な題名が願わしいものであるのだが、それでは題名の存在意義が薄れる。長すぎる題名も恥ずかしいのだが、とりあえず効果的なのでそこそこ長い題名で統一してみた。
構図に関するメモ
拡張ルールは構図に関する実験と取ることもできる。
ルールに関するメモ
色彩実験として可能性を模索するための手法の一つがルール制定である。制限なしの自由な状態では何ができるのかが分からないため自由に試行できないが、ルールを設けることによりむしろ選択肢を増やすことができる。制限がある方が工夫できるというのは、制服があるからこそいろいろ工夫できる女子高生と通じるところがある。
映像的に見ることと言語的に見ることに関するメモ
色彩実験という側面からは、色彩を映像的に見て心地よいか否かが問題となる。作品としては言語的に解釈できると鑑賞しやすい。しかし、言語的なアプローチにおいても、もはや脇役でしかない格子模様が心地よく見えるのであれば色彩実験として充分である。そこで改めて映像的に見ることを勧めるために題名が役に立つ。一度、言語的に評価したものを今度は映像的に見ることができるのである。右脳と左脳を両方使って鑑賞するよう求めているわけだ。映像的なアプローチを導こうとすればするほど、言語的で饒舌になってしまうのである。
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