仕事が早めに終わったので大丸京都店の大丸ミュージアムによってみた。
小杉小二郎という人の展覧会をやっていた。有本利夫をちょっとポップにしたような感じの油絵を描く人だ。落ち着いた感じの色がきれいで楽しかった。それで、いつもは買わない絵葉書を買ってみた。
今まで、絵葉書を買う人の気持ちをまったく理解できなかったが、今日はなんとなくわかった気がする。きれいだからとか、展覧会に足を運んだ記念に、というのは本当の理由ではなくて、自分の部屋のどこかに飾るとか、誰かにあげたり手紙を書くのに使うとか、スクラップブックにコレクションするとか、明確なビジョンがあるんだろうな。と、思いあたったからだ。
今日買った絵葉書は、その時ふとひらめいたビジョンどおり壁にぶら下がっている。
そのあと、同じ階の文房具屋で、今年のカレンダーが安くなっていたので買った。前からほしいと思っていた純粋に実用的な感じのカレンダーだ。
文房具や雑貨を見るのは楽しいが、それはたぶん、それらが利用されたり活用されたりしているところのビジョンがはっきり目に浮かぶからだろう。
まあ、商品というのはたいてい、そのモノ自体ではなく、それが使われているところのビジョンを販売しているわけだが。