Author Archives: 齋藤 慶 - Page 6

装飾的絵画展について


いよいよ個展まで一週間をきったので、展示や見せ方についていろいろ考えています。
装飾的絵画展は以下のような文言で説明することにしました。

「同じ枠組みを装飾的に縁取った装飾的絵画と
 室内装飾に使われるような装飾絵画で
 装飾と、絵画の枠組みを考える作品展。」

もともと今回は装飾っぽい形式で描いていこうと思っていたわけです。
装飾絵画というと、室内装飾に使われる普通の絵画作品のことを言うらしいので、装飾的絵画ということになっています。
室内を装飾する装飾絵画という概念も改めて考えるとなかなか魅力的なので、装飾絵画も、出品することにしました。

装飾的絵画シリーズは、まず、枠組みが準備されています。
その枠組みを、蒸気機関車や、飛行船、工具や楽器で装飾的に縁取っています。
同じ枠組みの繰り返しが、面白いのではないかと思います。

作品の画像などは個展終了後にこのサイトでも紹介していきますのでよろしく。

画像は「装飾的絵画シリーズ:飛行船」

京土会会報の表紙に!

僕は一応京都大学土木会の会員なのですが、今年は会報の表紙絵を描かせていただくという機会を得ました。10月くらいに恩師から連絡があったので10月末に納品して11月末にはできあがっているというテンポの良い展開でした。

そして、表紙絵の作者には会報5冊と謝礼をもらえるという特典があるのです!おお!これで、卒業以来滞納していた会費を払えます・・・。そして、会報5冊はどうしようか、ちょっと迷うところではありますね。

いや、それにしても、こうして自分の作品が会報の表紙という形になっているのをみるのはうれしいですね。先生に感謝するばかりです。

2月12日から個展します

トップページでも告知していますが、来年2月12日から17日まで六日間、個展します。場所は去年と同じ二条御池を上がったところにあるTerraというギャラリーです。京都市役所の近くです。

会場:ギャラリー Terra (2階)
会期:2008年2月12日(火)~17日(日)
時間:11時~6時迄 
   最終日は5時迄です。
入場無料

みなさん、お誘い合わせの上こぞっておいでください。日曜日は午後5時で終了してしまいますのでご注意ください。

今回のテーマは装飾的絵画です。

アールヌーボーとか、デザインっぽい方向に行ってしまおうかというテーマです。
ちなみに、装飾芸術というと、家具など実用の物に施される装飾のことを指しますが、装飾絵画というと、室内装飾、すなわちインテリアとしての絵画作品のことを指します。

ですから、装飾絵画は装飾的とは限らないというか、ごく普通の絵画作品です。そして、紙に描いた作品は普通装飾芸術とはいいません。というわけで、単に装飾的な絵をテーマにするということで「装飾的絵画」になりました。

しかし、毎度のことですが、テーマを決めると、テーマ以外の作品を描きたくなるのはなぜでしょう。今回もテーマから逸脱した傾向の作品が会場の三分の一を占めるようなことになるかもしれません。

トップページリニューアル

トップページをリニューアルしました。

最初は個展の告知だけしようかと思っていましたが、デザインがだいぶ古くさく感じるようになってきたので、一気に作り上げてみました。ただし、トップページのデザインで力尽きたので他のページはまだ昔のままです。
あともうすこしなのですけれど。

たぶん4年ぶりぐらいのリニューアルです。今っぽく、Web2.0風にしてみました。このデザインが古くさく感じるまでまた放置されるかもしれません。

メール不通?

ここ、サイトーアートドットコムで公開しているメールアドレスはYahooメールです。すべてGmailの方へ転送しているのですが、昨日Yahoo!から以下のようなメールが届きました。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[Yahoo!メール] システム障害に関する重要なお知らせ
※本メールは、該当期間中にメール転送が行われなかったお客様全員
に配信しております。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

このたび、弊社メールサーバーの不具合により、下記の期間にメール
転送機能を利用されたお客様の一部のメールにおいて、メールが正し
く転送されない事象が発生いたしました。

【発生期間】
2007年9月5日(水)午後2時35分 ~ 2007年10月4日(木)午後3時35分

調査の結果、転送されなかったメールはサーバーからすでに消失して
おり、復旧できないことが判明いたしました。

お客様には、大変ご迷惑をおかけしまして、誠に申し訳ございません。

なお、本事象につきましては、こちらのウェブページにおいても掲載・
ご案内しておりますので、ご確認くださいますと幸いです。
http://pr.mail.yahoo.co.jp/m_info/071010/

今後、同様の障害を発生させぬよう、再発防止策を徹底してまいります。
このたびは、お客様にご迷惑をおかけしましたことを重ねてお詫び申
しあげます。

これからもYahoo! JAPANをよろしくお願いします。

なに!一ヶ月も不通だったのか?と思ってメールボックスをみてみたら、この期間中も転送されているメールはあるようです。

しかし、「当該期間中に1件でも影響があったお客様全員を対象に、すでに個別にご案内とお詫びのメールを出させていただいております。」って書いてあるし、なくなっているメールがあるんだろうか。

詳細は以下の記事にあります。

「メール転送」設定を行っているお客様の一部において、転送処理が行われない不具合およびメールの消失について

Yahoo!メールで転送処理に不具合、16万ユーザー1,300万通のメール消失

スラッシュドット ジャパン | Yahoo! JAPAN、転送処理の不具合で今度は1300万通のメール消失

届いたメールを探すことはできるが、届いていないものを探すのは不可能なので、もし「メール送ったけど返事来てない」という人がいたらご一報を。

京大桂キャンパス


桂キャンパスに行ってきました。
実は僕の属していた学科は卒業後に桂に移転したので、桂に行くのは初めてです。

予想通りかなりキレイなキャンパスでした。絵を描くため、取材に行ったのですが、建物はわりと画一化されていて、特別な建物(カフェとか○○記念館とか)以外はどこも同じような感じでした。ただ、斜面に広がるキャンパスの特性上、建物同士の空間的なつながりはおもしろいです。

桂キャンパスポストカードをシリーズで作ろうかと、考えたりしてしまいます。

あと、先述の金魚は全滅しました・・・。

金魚とマチス

僕の中ではマチスといえば金魚なんだが、あまり一般的ではないかもしれない。マチスは当時流行の日本趣味に影響されてか、金魚を飼っていたらしい。彼の作品にも金魚鉢に入った金魚がよく出てくる。

で、僕はマチスに影響されて金魚を飼い始めた。実は去年までベタという魚を飼っていて、それが死んで以来生き物は飼っていなかったのだが、ふと思い立って小さな金魚を五匹買ってきたのである。

ベタという魚はユラユラパクパクしている癒し系な魚だったのだが、今回買ってきたコアカという金魚はベタと比べると非常にテンションが高い。常にビョコビョコ動き回っているので、パソコンの横に置いておくと気が散る。

まあ、長生きしてもらいたいものだ。

ウィスキー工場見学

ディスプレイそして。午後はサントリーの山崎蒸溜所にも行ってきた。
ホールのディスプレイがめちゃめちゃかっこよかった。

原酒の並ぶ廊下とか最高にクールだ。

見学は、蒸留している部屋が一番工場らしかった。巨大なポットスチル(蒸留するための長細い釜)が立ち並んで蒸留している様子はなかなか圧巻。それぞれ大きさや形が違うのも絵的におもしろい。釜が違うとできる原酒も違ってくるらしい。それをブレンドしていろんなウィスキーをつくるのである。
でも、この部屋はにおいも結構きつかった。
こちらの工場でも団体と見学時間がかぶってしまってテンション下がり気味だったが、見学後におしゃれなディスプレイのホールでゆっくりして満足度をかなり上げて帰ってきた。

大山崎山荘美術館

すぐに書こうと思っていながらあっという間に1週間抜けてしまった。
で、ビール工場見学の次に行ったのが、アサヒビール大山崎山荘美術館、そのあとサントリーの山崎蒸留所に行ってきた。

大山崎山荘美術館は、ビールが少し回っていてしかも暑かったので、着くまでの上り坂でだいぶ気分が悪くなった。それで、安藤忠雄設計の新館にちょっと感心してから、レトロな旧館をかなり適当に一周した。疲れたので、旧館の応接室とおぼしき人の少ない一角にある立派なソファーで30分くらいくつろいだ。
天井古い建物というのは良いもので、ただソファーに座ってぼんやりしているだけで、窓の格子のデザインや凝った仕組みの金具、年季の入った照明や立派な天井の梁などが目に入ってきて飽きない。ただぼんやりそういったものを見ていると、何となく田舎のおばあちゃんの家で暇をもてあましていた幼いころの記憶がよみがえってきた。

酔っていなければ、新館に大変感心し、旧館を熱心に見て同じくらいの時間を過ごし、新館も旧館も同じくらいすばらしいと思っただろうが、酔っていたおかげで、旧館の方が断然すてきだと思った。古い物の良さはじっくり見ないとわからないのだ。
(でも、もし新館のソファーで休憩していたら全く逆のことを言っているかもしれない…。)

ビール工場見学

貯酒タンクの諸元
久々の投稿が芸術ネタでなくて恐縮だが、今日は友人とサントリーのビール工場見学に行ってきた。長岡京にある京都ビール工場である。
ツアーは、かなり平均年齢の高い団体と一緒だった。おじいちゃんたちのハイテンションにはついていけないや。と思ったりもしたが、巨大な仕込み釜や、高速で回る缶詰工程などは普通に見ていておもしろかった。

しかし、僕が興味をそそられたのは、見学順路のインスタレーションである。上の写真で床に投影されているのは、おそらく貯酒タンクの番号と容量などだと思われる。これが、貯酒タンクのセクションの廊下にいくつも投影されているのだ。おじいちゃんたちは気づいていないかもしれないけど、これは確かにアート。インスタレーションなんじゃないの。

酵母を表す青い光と酵母の映像
貯酒タンクの前のセクションは「発酵」だったのだが、そこの廊下は、青いスポット照明でライトアップされていた。そして、ツアーコンダクターの説明によれば、青い光は酵母を表しているそうな。これはもう抽象芸術の領域に入りかけてる。これを聞いて僕は、サントリーすごいな。と思った。
缶詰工程

で、結局アートっぽい話でまとめちゃったけど、結局お目当ては最後にゲストルームで試飲させていただけるビールなわけで、ザ・プレミアム・モルツと普通のモルツを飲み比べつつ、いい気分になって工場をあとにしました。

しかし、この日の予定はこれでは終わらないのです。そのお話はまた後日。