大山崎山荘美術館

すぐに書こうと思っていながらあっという間に1週間抜けてしまった。
で、ビール工場見学の次に行ったのが、アサヒビール大山崎山荘美術館、そのあとサントリーの山崎蒸留所に行ってきた。

大山崎山荘美術館は、ビールが少し回っていてしかも暑かったので、着くまでの上り坂でだいぶ気分が悪くなった。それで、安藤忠雄設計の新館にちょっと感心してから、レトロな旧館をかなり適当に一周した。疲れたので、旧館の応接室とおぼしき人の少ない一角にある立派なソファーで30分くらいくつろいだ。
天井古い建物というのは良いもので、ただソファーに座ってぼんやりしているだけで、窓の格子のデザインや凝った仕組みの金具、年季の入った照明や立派な天井の梁などが目に入ってきて飽きない。ただぼんやりそういったものを見ていると、何となく田舎のおばあちゃんの家で暇をもてあましていた幼いころの記憶がよみがえってきた。

酔っていなければ、新館に大変感心し、旧館を熱心に見て同じくらいの時間を過ごし、新館も旧館も同じくらいすばらしいと思っただろうが、酔っていたおかげで、旧館の方が断然すてきだと思った。古い物の良さはじっくり見ないとわからないのだ。
(でも、もし新館のソファーで休憩していたら全く逆のことを言っているかもしれない…。)

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