Author Archives: 齋藤 慶 - Page 8

久々の投稿

このところWebを更新していないのには三つの理由があります。

一つ目は、忙しかったということ。
二つ目は、やる気がなかったということ。
三つ目は、引越しをしたので、ここしばらくネットにつながっていなかったということ。

最近は、紙の白さに魅せられてこんなゆるい感じの小品を描いてます。塗り残しの白がたまらなくいいです。何かを描くために色を置くのではなくて、紙の白さを際立たせるために色を置いているのです。普通水彩では白い絵の具は使わず、紙の白を残すので、水彩画家にとって白はとても大切なのです。

新しい住所については、来年の春にやる予定の個展のはがきで案内します。向こう一年は郵便物も転送されるので、まあ、気長に待ってください。すぐに教えろ!というひとはメールください。 Posted by Picasa

次は富本憲吉だ

京都国立近代美術館から友の会の更新のお知らせが来た。そこで、改めて展覧会スケジュールを見直したところ。なんと、フンデルトヴァッサー展を見ていないじゃないか。
そうだった…。なんやかやで忙しくて(個展とか)結局見に行けなかったんだ。もったいない。他は見ているので、充分モトはとっているが、なんとも残念だ。
で、今やっている藤田嗣治はみたし、次は8月1日からやっている富本憲吉だ。人間国宝で、文化勲章を受章した近代陶芸の巨匠だそうだ。あまり知らないが是非見ておこうと心に決めた。

ところで、上の写真は、昨日台所で発見されたいりゴマです。

注目に値するのは、最下部の賞味期限です。
なんと、「98.09.18」と書いてあります。平成98年9月18日ではありませんよ!1998年です。

20世紀です。

まさに前世紀の遺物。まあ、捨てましたが…。 Posted by Picasa

藤田嗣治展

京都国立近代美術館でやっている「藤田嗣治展」をおくればせながら見てきました。7月23日までです。

平日の昼だというのにものすごく込んでいました。

どんな展覧会も会期の初めのほうがすいているので、人気のありそうな企画展は早めにみておくとよいです。しかし、藤田がこんなに人気だとは知らなかった…。

前半は、いわゆる乳白色の画面を確立するまでのフランスでの作品。裸婦と猫と細かな模様のタペストリーが見所です。藤田っぽい作品だなあ、と安心できます。

中盤は日本に戻っての作品群。急に色が濃くなって、ちょっとびっくりします。
しかし、人の顔は表情豊かになって確実に良くなっています。日本人は日本人の顔が得意なのか?と思ってしまいます。
まあ、ミュシャだってサラ・ベルナールを描くときよりスラブ系の少女を描くときのほうがいい顔を描くし、そんなもんかもしれません。

ただ、クオリティあがったし顔もいいけどなんか藤田っぽくない。
(っていうか、人が多すぎて疲れた。もう飽きた。帰りたい…。)

と思っていたら、戦争画をはさんで後半、再びフランスに戻った藤田の作品群です。来ました。まさに藤田っぽい。僕が求めていたのはこれです。

乳白色の画面に精細な線。非常にクオリティ高いです。そして、裸婦とタペストリーと猫。(ネコ飼いたい…。) 動物の表情とか毛並みとか、木の木目とか細かく描かれていて最高です。ディティールの描きこみがすごい素敵です。よくできた映画を観ているような密度の濃さです。感動して涙が出てきました。(人ごみで目が疲れただけですが。)

ここだけはどんなに混んでいても絶対に最前列でじっくり見ることをお勧めします。動物の毛の一本一本、木の木目、室内にあふれるモチーフのディティールを目を皿のようにして見てください。
というか、ここ以外は人の肩越しにササッと見るだけでいいです。藤田が再渡仏したあたりから子どもたちの絵のあたりを見ることに全力を注いでください。それで充分です。

というわけで、会期も残りわずかで、ますます混雑していくと思われますが、興味を持った方は行ってみてください。僕はちょー満足しました。 Posted by Picasa

冷蔵庫の中に

どうも冷蔵庫の調子が悪いと思ったら、奥のほうにエイリアンの繭のようなものが…。 Posted by Picasa

でか。

取り出してみました。霜ですな。
でかい。冷たい。 Posted by Picasa

今日は雨で煙っておりました。こんな天気もいいものです。
梅雨ですから。 Posted by Picasa

京都市美術館友の会

昨日、京都市美術館友の会に入会してきました。今まで入会していなかったことのほうが謎なんですが。コレクション展も見てきました。「線を探しに」というテーマでした。

前から思っていたけど、京都市美術館ってちょっと退屈ですよね。なぜだろう。 Posted by Picasa

個展終了

あっという間でしたが、無事個展終了しました。お越しいただいたみなさん、ありがとうございます。 Posted by Picasa

明日搬入

今回の個展の出展作品数20点くらいになりそうです。会場が広くはないとはいえ、すこし寂しい数かも。30点くらいあってにぎやかだといいのだが、どこをどうひねっても20点しかない。(7点くらいは未発表の旧作からひねり出してきたのだけれども…。)

まあ、数が少なめの代わりに線は多めです。クオリティも高めです。見に来てくださいな。 Posted by Picasa

田舎っぽい景色

家から5分というと、一応商店街みたいなところと、このくらい田舎っぽいところがあります。いまのところ田舎っぽい風景が多いです。商店街も描いてみたら面白そうです。

ところで、今回の「家から5分の風景」展は、細いペンで線をたくさん入れています。とにかく線が多ければいいというくらいの勢いで。線をたくさん入れて影をつけるハッチングという描き方をしていると、妙に集中してしまい、わきの下だけが汗だくになっていることがあります。全然暑くはないのに。 Posted by Picasa