自動販売機がどうしても千円を受け取ってくれない。よく見たら、旧千円札だった。
最近あまり見なくなった旧千円札(聖徳太子じゃなくて夏目漱石)だが、野口英世のと見比べると夏目漱石の方が明らかに肖像画がかっこいい。
夏目漱石は全体的なバランスがよく、骨格的な立体感が正しく表現されている。ひげや髪の毛、目の輝きや洋服の質感などのディティールもとても上手い。肖像画として非常に完成度が高い。
一方、野口英世の方は目がぐるぐる渦巻きな時点でかなりダメな感じだ。しかも髪型が寝癖状態。偽造防止のためか、太い線と細い線を織り交ぜた特殊なハッチングを使っているのでディティールの表現ができていない。肖像画というより漫画である。じっくり見ているとポップアートのようにも見えてくる。
リキテンシュタインの作品が、オフセット印刷はドットで構成されていることに気がつかせてくれるのと同じように、この野口英世は千円札が特殊な偽造防止技術で構成されていることを思い知らせてくれるのだ。
今日はちょっと体調が悪いので、千円札を無駄にじっくり見てしまった…。
紙幣の偽造防止の為の緻密さを、リキテンシュタインのドット絵画に掛けて、紙幣をポップアートと見たサイトーさんが、やはり絵を描いている人なんだなあと思いました。
こういうネタ、好きです。
>平地さん
こんにちは。お久しぶりです。何かにたとえようと思うとアート関係のネタに走ってしまいいますね。また思いついたら無理やり絵に絡めて語ってみたいと思います。
AquaBoxのケイツケです。
新しくブログを立ち上げました。
また適当に身にきてくださいな。
ではまた鍋でも誘ってください。
「人生魚」
http://zinnseigyo.exblog.jp/
管理人:gyo
>ケイツケさん。
お!またはじめましたね。
ちょくちょく見に行きます。
もう鍋シーズンですな。また誘います。